
生命保険には加入人数によって、「単生保険」と「団体加入(団体扱い)」、「連生加入」があります。生命保険を契約する際に行う告知義務・医師による健康診断は何のために必要となるのでしょう。契約の申し込みをしたら絶対に保険に加入できるのでしょうか。
保険会社対個人(1人)で保険契約をすることを「単生保険」といいます。これに対して団体保険には、「勤務している会社などで、社員や従業員に対して会社が保険料を負担し加入する保険」と「会社を通して個々の社員や従業員が任意で保険に加入するもの」があります。また特定の団体やクレジットカード会社などの会員となっている場合、そこを通じて保険に加入すると「団体扱い」となります。団体保険は、単生保険の加入者より保険会社の事務手数料がかからないなどの理由から保険料が少しだけ割引されることが多いようです。転職や退職をした場合は、団体割引が解除され、単生保険(個人契約)と同じ保険料となります。保険会社の担当者も保険契約者の住んでいる場所によって代わることもあります。そのほかに親子や夫婦などといった2人以上が被保険者となり、生命保険に加入することを「連生加入」といいます。「子ども保険」や「夫婦型の生命保険・医療保険」などがそれに該当します。
生命保険に加入する際には、告知義務というものがあります。告知書の内容には職業や今の健康状態、過去の傷病歴などありのままを記入しなくてはなりません。簡易保険や共済保険は、被保険者の健康状態は告知書のみで、医師の診断は必要ありません。保険会社の生命保険にも告知義務だけで、医師の診断がなくても加入できる保険もありますが、死亡保険金の設定額や被保険者の年齢などによっては、告知書だけではなく医師の診断が必要な場合があります。医師の診断とは、医療機関で保険会社が必要とする検査を受け、その結果を提出する。または保険会社指定の医療機関で必要とする検査を受けることです。告知書や医師の診断は保険会社のリスク(契約後にすぐに死亡する事態などを防ぐため)を回避するために行われている一つの手段となります。リスクを回避としては「保険契約日」と「責任開始日」を定め、一定の「待機期間」も設けています。告知書に虚偽(事実と異なる内容)を書いた場合には、告知義務違反となり、保険金や給付金が支払われない場合や保険契約自体を解除されることもあります。
生命保険には告知義務もなく、ある一定条件を満たせば、過去の入院や傷病暦に関わらず加入ができるという無審査保険の「無選択型終身保険」というものがあります。「無選択型保険」というもので、取り扱う保険会社ではほとんどが80歳まで加入できるとなっていますので、高齢者に人気があるようです。特にこの商品は外資系の保険会社の商品に多くみられます。高齢者でも入れるということは、それだけ保険金を支払われなくてならないリスクを負うわけですから、死亡保険金の支払い関しては2年間、入院に関しては91日と責任開始日についても厳しい条件がつき、保険料も高めとなります。また外資系の保険会社はインターネットなどの通販による販売が主なため、契約に関しては自己責任となりますので、書類に不備があった場合、保険金や給付金が支払われないといったトラブルが多いようです。TVのCMやパンフレットには、保険者のメリットが前面に押し出されています。リスク面についてはもちろん記載されていますが、どちらかと控えめな感じで、気づかないこともあるかもしれません。無審査保険の保険加入を検討する場合には、契約者のメリットよりもデメリットが書かれている部分をよく読み、理解し、納得してから加入することが大切となります。この無審査保険に対して保険加入に際して告知義務や必要によって医師の診断をし、提出された書類等によって契約者または被保険者が保険に加入できるか保険会社で審査が行われます。現在の生命保険のほとんどは有審査保険となります。
RESPECT
![]()